【家庭の詩学】 #2 わかるということ/043BLUE
 


「どのようなエクリチュールも、最終的には、言葉を知らない、コトバ以前の感覚的な、感性的な存在を、コトバによって、ということは同時に法によって貫かれた倫理的な世界へと、〜ある決定的な痛みや外傷を通じて誕生させるという企図なのだと考えなければならない。」  小林 康夫 「表象の光学」より



○ わかるということ

  さて前回「詩とはなにか」について考えました。そして、それは「経験」を通して体感するしかないということも学びましたね。しかし、この「経験」って具体的にどういう感覚のことをいうのでしょう?

  オヤジ*:「そりゃ〜こ
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