【家庭の詩学】 #3 感動はどこから来るか/043BLUE
 
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  そして、そのことを無意識のうちに行なっていたのが幼年期であった。子供の頃ぼくたちはコトバを超えた世界に棲んでいた。その頃ぼくたちは世界をどう捉え、どう味わっていたのだろうか?いずれにしても、その時のぼくたちが、からだ全体で味わったものこそ「おふくろの味」なのだろう。大人はもう味わえないのか?いや、「詩人」は「知性」と「感性」を連動させ、「ステレオタイプ的な言語世界を捨て去り」、もう一度、この「世界を捉えな直さなければならない」、そうやはり「コトバ」によって。ぼくらは知的感受性における「おふくろの味」を求めつづける。それこそ「真実」だ。そこに、「感動」と「衝撃」はきっと
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   グループ"【家庭の詩学】 シリーズ#1−5"
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