エゴ・エリス? 私は 夜 床についても 私の愛している人を探していました/PAULA0125
神よ もしも貴方に 恋したなら
きっと多くの者が 割礼を望み
無地のヴェールと クロスと指輪
そして 三つの誓いを 立てるのです
神よ 私がそれを 望まなかったから
貴方は授けてくれました この人を私に
無垢な瞳と 口吻知らぬ 唇が
そして 齢いくらかの 魂を持っている
貴方の与えたもうた この方は
私には美しすぎて 目映く白い
無情なるは裁き それは自然と人を忘れた
そして 己が法こそ神なりと 憚らぬ
神よ 貴方が私に 愛を与えたなら
きっと多くの者が 私に服を仕立てたがり
装うは 白一色の 晴れ姿
そして三度 私は酒を 口にする
神よ 貴方は私に
[次のページ]
前 次 グループ"叙情詩「エゴ・エリス?」"
編 削 Point(1)