Why human repeat war again?/りゅうのあくび
 
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する

どうしてか
人類の歴史には
戦争によって
誰しもの血液を
いとも簡単に流し続けている
とても悲しくて涙が流れだすように
どうしても収穫をえるために
汗が流れだすみたいにして
とめどなく
誰しもの血液が
流れようとしても
それらが狂気だとは
気付かずにいて
無数の血液の流れが
次第に集まっては
漆黒の大河となるのに

祈りのためにある聖域でさえ
残酷な戦争を

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