ボクの名画座〜映画あ〜じゃこ〜じゃ〜第二館/平瀬たかのり
 
でもプロデューサーというのは各方面に頭下げるのも仕事のうちってところもあるのだろうから、きっと大丈夫でしょう。監督、杉野希妃の作品もぜひ観てみたいです。


?『接吻』(2008)
〈監督=万田邦敏、脚本=万田邦敏、万田珠実>

 凶悪殺人事件の死刑囚、死刑囚を愛してしまい獄中結婚までする女、女に惹かれていく死刑囚の弁護人。
「究極の愛」などという惹句は映画宣伝文句としてありがちですが、確かにこれは平凡な地平からは遠いところにあるラブストーリーでしょう。でも、主人公の女性にとってこの死刑囚を愛することは「普通」のことだった。彼女の「普通」に対して違和と共鳴を繰り返しながら物語に
[次のページ]
   グループ"ボクの名画座〈映画あ〜じゃこ〜じゃ〉"
   Point(3)