川柳が好きだから俳句を読んでいる(7、津沢マサ子のこと)/黒川排除 (oldsoup)
 
に独特の感性を持つ可能性があるというのが、あくまで個人的な、個人的な個人的な個人的な(ナイ〜ヴな問題ですからね)感想なのだけども、だからといって別に男がつまんないというわけでもなくて、それぞれの特徴があるなという話に持って行きたいわけで。

 中空に骨は音たて紙の花
 夏遠く椅子一脚をわが日とす

 こういう、感覚やリズムで俳句を読む人間、すなわちおれにとって一番奇怪なのはそのカテゴリーに外れて、なんとも捉えがたい印象を残している俳人だ。津沢マサ子がその人である。すごく簡単に書くと男性的でも女性的でもない。もうすこし突っつくと整然としている割につかみどころがない。更に突き詰めると本当に素
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