川柳が好きだから俳句を読んでいる(7、津沢マサ子のこと)/黒川排除 (oldsoup)
 
 男と女の俳句は違う。それは性差別的な意味でなく違う。性別というよりは生殖器別に違うのであろう、細かく言えば男が女のフリをすることも女が男のフリをすることも可能であり、またそれに対抗して俳句の世界は中高年と老人が多いからそういう小手先を使わずやはり生殖器的に違うということもできるが、このへんを突き詰めたいわけではないので先に結論から書いておくと、男の俳人は普通につまらないか普通に面白いかのどちらかで、女の俳人はひどくつまらないかひどく面白いかのどちらかだ。もちろん個人的な直感だし、どちらが劣っていて優っているかの話ではない、作品の振れと割合の問題だ。女は生殖器的に血と出産から枝葉を延ばした作品に独
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