【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集/石川敬大
、各々月1回6ヵ月にわたって実施されたものです。彼女は、「福祉の網の目」に「かからなかった」、「いちばん光の当たりにくいところにいた子」たちの授業にあたって、課題図書として4点の童話とまど・みちお、金子みすゞの詩集を使い、つぎに子どもたちに詩を書かせ、自作詩をみんなの前で朗読させて合評したのです。それがこの詩集に収められた詩篇だということです。概略そういうことで、そうおおきく誤ってはいないかとわたしは認識しています。
いくつかを紹介したいと思います。まず、タイトルにもなっている詩『くも』で、つぎのような一行詩です。
くも
空が青いから白をえらんだのです
一
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