【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(3)/古月
 
り、多大な犠牲を払うのが見どころ。
始めは単純なデスゲーム映画かと思われた本作だが、シリーズを追うごとにジグソウを追う刑事やジグソウの後継者争いなどのドラマが複雑に絡み合う群像劇の様相を呈し始める。個人的にはこの群像劇の複雑さ(一年経ったら前作の内容なんか覚えてない!)こそが、映画の失速の原因になったと思っている……っていうかみんなそう思ってるよね。
そしてこの映画、ホラーファンだけでなく、ミステリファンにこそぜひ観てほしい。多少のグロは我慢してでも観る価値が十分にあるので。少なくとも『ソウ3』までは必見。ちなみに『ソウ1』はグロ度低め、『ソウ2』は少しばかり痛い描写が多く、『ソウ3』はシリー
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   グループ"第5回批評祭参加作品"
   Point(7)