【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(4)/古月
 
という点にある。つまり、死神がターゲットに定める人間には一定の条件があり、それを回避すれば助かるというわけ。ここがマジで重要になってくるわけだが、残念なことに製作側が馬鹿なのかして、回を重ねるごとにそのルールがいい加減になっていく。
なので、普通は「絶対に死ぬわけないと思ってたら死んだ! サプライズ!」ってなるべきところが「そいつ死ぬのルール違反だろ! 金返せ!」ってなる。特に許しがたいのは、三作目『ファイナル・デッドコースター』の監督が、このシリーズの生みの親であるジェームズ・ウォン自身なのに、それをやっちまったということ。自分で作っといて自分で最低の駄作を作ってれば世話ないな!というわけで、
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   グループ"第5回批評祭参加作品"
   Point(6)