【批評祭参加作品】詩を特別だと思ってる人たちへ/相田 九龍
 
ような土壌を求めるのは間違いなのだろうか。



【再び、詩は特別なものだろうか?】

 そのへんの人生訓や文字列とは一線を画す特別な詩があることを僕は認める。時流があり専門性があり学術や技術や歴史や思想が絡まる表現形態であり、そこに面白みがあることを僕は大いに認める。紙媒体や文学極道で賞賛される詩や近代詩として現代に残る詩を素晴らしいと思う。
 しかし、それを詩という文化の最重要地点とし、詩が特別なのだという考えからは僕は一線を置くようにしたい。そこが詩の入り口ではないことは写真や絵を例に挙げるまでもないことだ。詩という文化を支えるために必要な、詩を嗜好し消費する読者は「詩が特別で
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   グループ"第5回批評祭参加作品"
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