一列の線を生身の地平線がひく/
瑠王
一列の線を生身の地平線がひく
彼らの背後に太陽は沈みゆく
弧を描かぬ兵士達の垂直な銃剣
眠ったままの銃口は朱雲をうつす
悲しみにむかうあなた達よ
惚けてしまった私は胸の渦巻きを知らない
柱の影はのびて表面をさらえば
黒い鳥の姿が曝ける
もはや啼くだけの喉もなく
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