【批評祭参加作品】馬野幹のやさしさについて/大覚アキラ
というわけで、今回もまた大好きな馬野幹について語りたいと思うのです。
『ラストオナニー』馬野幹
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何かが終わるとき、人はなぜかやさしい気持ちになるものです。
卒業だったり、退職だったり、年末だったり、死だったり。
ほかにもいろいろ、ね(時にはやさしい気持ちになれない終わりもあったりしますけどね)。
どうしてなんだろうね。
終わる、ということによってもたらされるカタルシスがそうさせるのかな。
それとも宗教的な「赦し」の感覚に近い何か、かな。
この『ラストオナニー』という作品は、そうい
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