【批評祭参加作品】失われた「鈴子」を求めて/香瀬
 
き直し」をしているワケですから、「犯人」なんて、ホントは最初からいなかったのかもしれない、そういう解釈も出来るワケです。
(はるらん・レス、一条「john」)





のっけからヤラれたよ。犯人が「身代金を用意しました」て電話してんだよ
ね。人間関係(犬を含む)、小説内の虚構と現実、時間、生と死、すべてが
揺らいで一定しない。そんな状態でキチンと作品になってんだから、エラい
ね、一条さん。

一定してる部分が何カ所か。ぼくの気付いた事柄を箇条書きに。
1)葡萄の中身。
2)小説を書くのは、私。
3)歌をうたうのは、
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