繰り返すものたち/生得(こもん氏の作品について2)/渡邉建志
 
ak downと似たような匂いがある。例えば、次のように書いたらどうだろう。



  きみがぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、
その



普通の反復である。例の「カナダは熱帯だ」少年にすぎない。ここにおいて、リズムは真っ直ぐに、一拍子となるだろう。これのかわりに、作者は次のようにする。



きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、そ
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