平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
 
駆け抜ける分散和音


■マルボロ(リミテッド・エディション)http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=10865

無責任で冷めた視線。文章の表面はどこまでも冷えて分散し、そしてそのなかの心情もあるいは放棄されたものかもしれないけれど、それでもふとよぎる熱いもの、だとか、叙情、だとか、ある気がする

この詩はとくに分散がきれいにひとつのラインに収まっていて

友人の名前がただのBだったり
会話が「」で区切られてなくてほったらかしだったり


  ぶす・でぶの女は俯いたままビニール袋を下げて
  横へスライドして
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   グループ"フレージストのための音楽"
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