into interstella burst/小林レント讃6/渡邉建志
んなものが重なっていく。ぐるぐると彼の固有名詞が回っていて。
いちばんすきなのはおじいさんの遺書で、この詩のいちばん最後近く、
しかし、こうして綴っています11月10日も、すこしずつ寒さをまして、庭のモミジは眼に眩しいほど紅葉していますよ。この気候ならば、なんとか腐蝕は免れることが出来ると思います。本当に、秋にゆけてよかった。この季節をわたしは好きです。
は、ちょっとなきそうになる。言葉の優しさ、とくに、「この季節をわたしは好きです。」という、この語順と助詞の選択に、ぼくはこのおじいさんの声が聞こえて仕方がないのです。
■暮
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