浸透と破水/キキ氏の作品について/渡邉建志
 
からだ/ことば


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 仔犬じゃなくても
 わたしの甲をなめてもいいよ

ぼくの苦手な―これは語弊があるけど言い訳はあとでしよう―詩のジャンルに、(ぼくが勝手に名付けているのだけれど)「からだコンシャス」なものがある。極言するとすべての詩は「認識コンシャス」と「からだ(/感覚)コンシャス」の軸の上に位置している。もっというと、左脳詩と右脳詩というのだろうか。わけもわからずに書くとエクリチュール詩とパロール詩というのだろうか。
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