見上げた冬の曇り空は白く暗く廻り/beebee
 




誰にだって忘れられない人がいると言うけど、
そんな時想い出すのは
自転車にのって走り回った中学生の時
掴まり立ちして僕に命令した君かな?
あの時背中に密着した君の身体の温もり
なんだか急に思い出されて来た遠い記憶に
身体が温かくなる
そう言えば登り切れない土手の斜面に二人
身体を放り出して
息を継ぎながら見上げた冬の曇り空は白く暗く廻り
君は笑っていたね
根性無し!
言われたっけ
冷たい空気に君の身体が温かだった
僕の
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   グループ"新・純情詩集"
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