恋すること、その我が儘な想い/beebee
 
分じゃない!?

それは優しい断り文句だったのか?
あなたが好きなのは自分じゃないと、
君は泣いた。
あなたは恋することに憧れ、
わたしの願いを入れたけれど、
本当の私を見ようとしないと。
幼いぼくの仕草が君を傷つけ、
涙させた。
自分には理解できない言葉で
二人別れた
あの時、
自分は本当に人を好きになるということを
知らなかったのか?
でもこの自分本位で我が儘な気持ちこそ
恋と言うのだと、
ぼくは今も思うのだ。
だからぼくは今も君を恋しているが、
恋を知らないのだ。
わたしは本当に
恋を知らないのかも知れぬと、
思うのだ。

   グループ"新・純情詩集"
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