きみ (連詩) (1/2)/アンテ
 
てれくさそうにかえってきた
ちっともたのしくなかった
といいながら
れいぞうこをかってにあけて
ほらやっぱり
よーぐるときらしてる
とくいそうにわらって
びにーるぶくろを
さしだすから
べらんだにけりだして
ひとりでぜんぶたべた
おいしそうに
たばこなんかすっているから
よるになるまでいれてあげなかった


  わんりょく


むずかしいかおして
ふさぎこんでいるので
わんりょくにじしんはなかったけれど
おもいきって
あなたをうけとめてみた
あんのじょう
ささえきれなくて
ふたりしてころんでしまった
ううむ
いしにぶつけた
とあたまをかかえ
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