きみ (連詩) (1/2)/アンテ
 

ぎゅうにゅうはいたつやさんが
がしゃがしゃと
たいようをめざめさせる
ちょうしょくは
ふれんちとーすとにしよう
ひとり
ふとんをぬけだす


  あなからだしたゆび


おしいれは
とじこもって
そとをのぞきみるものだと
ふかくかんがえたわけでもなく
しんじていた
あけたあなから
ゆびをだせば
ふれあうことだってできる
あなをどんどんおおきくしていけば
いつか
でぐちになる
あなたのゆびが
おしえてくれた


  ゆくえふめい


いずみをみつけるのが
じんせいのもくてきだといって
ゆくえふめいだったあなたが
とつぜん
てれ
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