ヒューム「ベルグソンの芸術論」(2)/藤原 実
た。イマジズムの要点は、イメージを「装飾」に使わないことである。イメージ自体が言葉なのだ。イメージは形成された言語を越えた言葉である。
(エズラ・パウンド「ヴォーティシズム」[訳]新倉俊一:青土社)
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このようなパウンドの姿勢はベルクソンが「われわれがさまざまな芸術のうちに見いだすのは、事象に対するいっそう直接的な視覚であり、芸術家が人よりも多くのものを知覚するのはその知覚を利用しようと考えないからである」(「変化の知覚」『思想と動くもの』[訳]河野与一:岩波文庫)と述べていることに通じるように思います。
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われわれが物に対するわれわれの知覚よ
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