ヒューム「ベルグソンの芸術論」(2)/藤原 実
ーなイメージ、「物そのものとして物を見る」態度、オブジェ嗜好にはイマジズムに通じるところがあるように思います。
{引用=
あれをどうしようかと思う時に、「時間」の意識が生まれる。只おどろいたり、きれいだなと思って見ている時は、「時間」はそこに無い。
悪人というのは「時間のしもべ」である。彼はすべてにおいて計算によって動く。見込みが立たなければ彼は手を出そうとしない。
彼らはひたすらに「自分の時間」の延長を願っている。彼らは物をそのままとして見ることができない。あらゆる悪党はうすっぺらである。それは「夢」がないからだ。夢みることから彼らは締め出されているのである。
ろくでもない
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