夢から考える「無意識の感情」/結城 森士
 
も無いところから「恐怖という殻」を形成(生み出し)していただけに過ぎなかった。その証拠に自分の硬直状態を自由にコントロールすることが出来たからだ。おそらく寝起きで、交感神経と副交感神経が正常に起動していなかった為にそういうことが可能になってしまったのだとは思うがそこらへんのことは知識が無いので分からない。
(感情とは、気付きさえすれば自分の意思でコントロール出来る。喜びも、悲しみも、恐怖も、怒りも。全ての意識の、無意識の領域に、自分で辿り着けばいい。無意識というものに気付けばいい。)

こう考えた時、身体が反射的に凍りついた。精神にとって「知ってはいけないこと」だったからだろう。1の夢で言う
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