夢から考える「無意識の感情」/結城 森士
言う「考えてはいけないことを考えてしまったね」。
何故いけないのか。簡単に言えば、感情とは自分の理性(意識)では本来コントロールしきれないものなのだろう。だから反射的に若しくは潜在的、無意識的に「何者かが」支配しているのだ。感情を理性(意識)で支配することは出来ないだろうが、「知る」ことは出来る。感情を支配している何か、そこを自分の意識が入り込むことが可能だったということ。
しかしもしそうなってしまったら、その時はおそらく莫大な情報量や、自分の感情という莫大なデータ、(脳の残り70%分のデータ)に襲われて、壊れるか発狂してしまうのだろう。
つまり「無意識」によって僕達は保たれている。今回の夢の中で、「無意識」と「意識」の仲介の象徴が「何者か」だった。夢の序盤から現れていながら、何の意味も持っていなかった。なのに、僕は彼を潜在的に見つけ出してしまった。そして夢の最後にこれ以上ないほどの存在感を発揮させた。つまり、僕は「無意識」を見つけ出してしまったわけだ。「無意識」を「意識」に変えようとしてしまったのだ。
以上。妄想、夢の考察。
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