戯術、その他音に即いて/六崎杏介
 

ex完成文
[シ.s-テ'rキs-s.ユ-k)ウ'.j?ギ.ジュ-ne,ツ(t..u.?)]


上記は片仮名表記に直した原文を使った為、容易に出来上がった。又、各単語の間を埋める為、一度だけキスをした。
また、この手法は各単語の境を侵すことにも繋がり、慣れれば原文も不要、一語から体力の続く限り無限に音を氾濫させ続けられる。


メモ#3:詩よ、楽譜たれ

言葉は音の集合である、詩人が扱うのは音そのものだ。
詩、それが「精神活動としての詩」だろうが「表現手段としての詩」だろうが、扱っている物の本質は音だろう。
音をよく見つめ、音を知り、音を愛す。そうして書かれた詩は、そ
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