戯術、その他音に即いて/
六崎杏介
、その表記された文字の音が分かる全ての人にとって楽譜になりえる。
譜面を自分の色で演奏するピアニストとその前にたてかけられた楽譜。
そういった幸福な関係が、詩と読者の間に生まれるんだと感じる。
音を愛する事、それは全ての言葉を用いる詩人達の、命題だろう。
私はこれからも、音と戯れ、最高の楽譜を産み落としたい。
音から離れられない戯詩人としての今に感謝したい。
十二月五日 6咲き
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