戯術、その他音に即いて/六崎杏介
 
ュカ、この中ではシとカが性質の組み合わせにより硬質な音となりュは中間的な音、全体としては硬質な響きになり、[シュッ]と言う擬音からの連想か、何か切れ味すら感じさせる。
色彩としてはシュ=朱・紅の連想、カで締めてある為、柔らかい朱ではなく凍りつく様な鮮やかな赤を。
暖色に凍りつくという反語的なイメージを持たせるのも、構造のアンビバレントからか。
aで終わっているのも興味深い。

追記

林檎=リンゴ=[rinng(g=k)o]
分解 母音[i,o]子音[r,k]OUT[nn]

考察
無属性のnnを中心に左が母子音ともに寒・硬系、右が母音の強さでやや暖・柔系の構成。
母子音ト
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