散文詩「パラダイス イン ミヤコ」/アハウ
 
僕たちを待っている
 いつも
 変わらず
 その
 ように

食事の後片付けもそこそこに車に乗り込み前浜までひと時のドライ
ブ。軽いエンジン音と共に出発。窓を開け放つ。隣家の真っ赤なハ
イビスカスが朝日を浴び光っている。

 真紅の花群
 輝ける葉緑
 真紅のハイビスカス
 今
 光の中
 輝きを増す
 
 花群の中
 花は
 今日
 盛りの一群
 点在する蕾
 やわらかに地に帰るもの

 花群の植物のエーテル生命の
 物語は
 永遠の陽光と
 神秘の暗闇の間で
 続く

隣家との車一台通れる路地を抜けるとこの辺一帯を通っている幹線

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