散文詩「パラダイス イン ミヤコ」/アハウ
 
質素でミネラルたっぷりの食事
 そして美しい風景

 それら全てを
 食べ終える
   *
 海へ行こう
 海へ
 ペットボトルに
 水をつめ

 二人して行こう
 この天国のような島
 そして
 日常の何げない
 遊歩道
 小犬が外出を喜ぶように
 僕ははしゃぐ
 彼女は微笑している
 美しい
 美しい何もかも
 軽の軽く高い回転音
 さあ 行こう
 あの海へ
 海へ
 足を塩水に浸そう
 二人手をつなぎ
 水とたわむれ たわむれ
 聞こえるのは
 小波がヒタヒタ
 寄せては引く音
 耳を触れてゆく風
 青い空
 白い雲
 僕た
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