かわらなきもの/侍フィクション
ぱいいっぱい流したんだ。
絶対変わらない。
今でも昨日の事のように思い出す
あんなにも誰かに愛されることはもう一生ないのだろう。
そして今、風の便りで聞いたんだ
あなた幸せな結婚をしたって。
絶対変わらない。
ちょっぴり胸が痛みました。
でもあなた
やっぱり変わってないんだと思う
あの時と同じように
まっすぐひた向に誇り高く
愛を貫いているんだね。
私ももういかなくちゃ。
あんなにも大きくてあったかい愛に満たされることは
もう無いのかもしれないけれど
今度は私が愛を貫くんだ。
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