「ありがとう。 ごめんね。」/わら
感じれたから。
あなたは、つぶやく、
「ほんとはね、あの人が わたしの支えにもなってくれたんだ」
あの人・・・
ぼくと おなじように、彼女に想いを寄せていた、ぼくの友人のひとり・・・
ぼくは、そのことも 知っていた
彼女は、そのことに気づいていなかったようで。
はじめて、打ち明けるかのように、ぼくに話した
「あの人は、なにも言わずに、そばに居てくれたの。
なんでだろうって思っていたけど、
『やっぱり、キミが好きだ』なんて言って、
涙をながしてくれて・・・ 」
ぼくは、また、ぎこちない笑顔をうかべて、
「ああ、あいつも
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