私的「詩とは何か」/青色銀河団
 
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる}



 有名な大好きな詩の全文引用です。これが何故詩なのか。散文とどこが違うのか。もっとはっきり言えば詩を詩たらしめているポエジーとは何かを考えてみたいと思います。

 ちなみにこの詩をコピーペーストして横書きにして読んでみてほしい。おそらくすごく薄っぺらな詩になったように感じると思います。視線がすうすう流れてしまいます。眼を横に動かすほうが縦に動かすよりも楽なのでしょう。
 それとこれは僕だけの感覚かもしれませ
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