荒川洋治を読んでみる(三) 『ながあめの自治区を』/角田寿星
きっと作者もそうしたはずです。そして妄想を最大限に膨らましたと考えられます。
見るとこは、モンゴル(外蒙古)、内蒙古自治区、寧夏回族自治区。
内蒙古自治区が、モンゴルを容れる器に見えます。そして寧夏自治区は、その器の鼎、つまり脚の部分に見えますね。作者が「みずいろのきわ」に埋めた「目分量の」「青銅」、きっとそれが、この地図上の器です。
なんか大喜利みたいになっちまいましたが、おあとのよろしいことで。
用語解説。
「廃立も歇んで」…廃立は、ほんとは家臣が君主を取り替える時につかう言葉らしい。ちょっとした比喩になってるね。「歇んで」は、「やんで」と読むみたいです。休んだり止めた
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