ヒューム「ベルグソンの芸術論」(1)/藤原 実
 
来ます
(パラソルの骨も折らずに)

    (北園克衛「美しい秘密」)



北園は二十代のころを回想して、


「幾何学的な芸術、T.E.ヒュームのオピニヨンに共通した非人間主義的な傾向を鮮明にしていた。ネオ・ダダ運動としてマニフェストしようと考えたりした」
            (「黄色い楕円:一人のVouポエットの記録」)


と書いています。


これらの、シニフィエをもたないシニフィアンのたわむれ、とも言える二十世紀的な言語観、バルトの「言語の関連を破壊し、述語を語の逗留地へと引き戻す」「それ自身によって濃密」なものとして言語をあつかう態
[次のページ]
[グループ]
戻る   Point(8)