批評『ドラえもん』たもつ〜マリオネットたち〜/CU
 
気づいてない。あるいは気づかないフリをしている。

今、ODAで日本が他国へ金を流出するとき、日本人はそれを国際貢献と思っている。

たとえ、その金の行く先が、軍事独裁国家であろうと。その軍事独裁国家が、何万のマイノリティーを虐殺しようと、盲目な民は「日本は国際貢献している」と信じている。

そういう盲人がこの詩に共感する。

盲人の盲人のための盲人による詩。



実際のところ、そのような金は日本としては日本の政治力のためだけに利用され(成功しているようには思えないが)、受け手は権力基盤のために使い、結果マジョリティーのマイノリティーに対する支配力の強化として機能する。
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