レレレのレ所感 1/いとう
20年近く前になるのでうろ覚えです。で、この時枝文法ですが、これらは文節主体ではなく陳述主体で文法について論じます。時枝だったけ、山田だったけ、どっちか忘れたけど、文の構造内に「ゼロ構文」というものを入れることによって、上記の橋本文法における矛盾点をきちんと説明してたりする。確かそんな感じ(笑)。
陳述ベースの文法論では、特に渡辺文法にその色が強かったように思うけれど、まず、発話の意図がベースにあって、そこから何が(どんな語が)浮き上がるか、何が省略されるか、省略できるか、省略された文(というより陳述内容)内においてそれぞれの言葉がどのように関連付けられて受け止められるか、そういう流れで文法
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