レレレのレ所感 1/いとう
 
文法を捉える。

もちろんどっちの文法論がいいとか言う話ではなく、見る角度が違うから体系自体が異なっているだけの話で。そういう意味では、形から入る橋本文法のほうがわかりやすいので、採用されたのかもしれません。


話は変わって、国語学と日本語学ってのは、似てるように見えてもやってることは全然違うんですよね。国語学ってのは、日本語を母国語として研究するのに対し、日本語学は言語学の見地から日本語がどのような体系を持っていてどのような位置にたっているか、そういうのを研究します。日本語学の観点からみた日本語文法論ってのももちろんあって、それは国語文法とはまったく異なったアプローチをしている。日本
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