えんぷてぃ・はあと/モーヌ。
 



ぼくの 守護天使が 堕ちて いった

それに さよならを 言えなくて

それを たどって いった





花咲いていた 時世(ときよ)には 終わりの 結び目が なかった

それは 知らないうちに 終わり だった んだ

告げられた ことを 知らないものの ように

無秩序な 神秘に 触れて いた

何かの 小説の 一行 だった

“ ローマの 夏は 明るい 陽射しの なか 快く 暖かい ”

( そうして )

( ぼくたちは )

白い スブロの スライドの 残響を 融和 して いた





...デッドパンの
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