終着駅で君を待つ/海月
 
けたけど
今は走ることに疲れたんだ
僕は一人で歩くことになっても平気と強がってみた
君は君の道を走って
その内に追いつくから
根拠もないそんな気休めが言えたなら
君が行かずになりそう
だから・・・なんて...
心の奥底で願った

運命路線は直線で直進で
曲がることを許さず
僕を置いていく
君を連れ去って・・・
生ぬるい缶コーヒー
明日には冷たくなるだろう
そしたら、僕は忘れているだろう
人間なんてそんなモンだろう
皮肉って...皮肉って...
自暴自棄の各駅停まり

たった一人を満足させるために
僕は君のいない生活をする
心の隙間を取り繕う日々
夏の
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