終着駅で君を待つ/海月
 
夏の風が心を抜けたら
スッーと心を洗われて
使うこと出来なかった
切符が破けて出てくる
交差しない運命
そんな事を呟き
遠くで頑張っている君へ
送る言葉はこれで最後

終着駅に停まり
乗換えを待つ僕
未来は明日から姿を変える
認めなくちゃいけないのかな?
君のいない運命を・・・
未来切符は使えない
そんなことは知っている
だけど、今頃になって
一緒に行きたいと願えてしまう

この街に帰ってくることを期待して
僕は終電まで駅のベンチで待っている
このまま終えたくないから・・・
僕は君を待つ



戻る   Point(1)