風土/「ま」の字
 
 壮厳
凍てつki
やくそくのむひょおじょおは えいごうの大地に母なる相貌

  岩地ニ らぢお波が ゆっくりと這う
  鈍く 衰ジゃくした斜影のゆくさき

  記憶ハ
  胡桃大に固まった脳ノ透像

  カアサン カアサン

  ふしぎの 欠けラ 
  かぜのこえ

  電磁波の向こうに 現れたり 消えたり


小さな旗のあらわれト消去 
(キい、 Command!


 不吉な死を遂げた ザん骸のユメ

 記憶は

 「お話しすべきでしょうか  
 「・・・・・

 「そうです

 きのうは
 静まりかえった空の中ほどに
 赤い
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