詩なんてくそ食らえと思ってた僕が詩をかいてるわけ/山崎 風雅
 
僕を自慢するのをみていると
 これは違う 
 僕は凡人だという思いが重なり
 次第に勉強しなくなった
 
 その頃巷ではノストラダムスの大予言がはやっていた
 努力しても死んじゃうんだ
 僕は努力することをやめ
 刹那の快楽や現実逃避のゲームなんかに
 夢中になった

 高校にはなんとかはいれた
 一応進学校だった
 本を読むのは大好きだった
 詩や短歌の類は大嫌いだった

 父は高給取りだったが遊び人だった
 子供の教育の一切を母に託していた
 僕達兄弟に問題があると母が怒られていた

 高校時代に酒とタバコを覚え
 夜の京都の町を飲んではディスコに行く
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