詩なんてくそ食らえと思ってた僕が詩をかいてるわけ/山崎 風雅
 
行くことが多かった
 先のことは心配だったが
 バブルに踊らされて小遣いをブランド服に費やした

 学校の成績は当然今いちで
 もっと遊びたいという名目で
 大学進学を目指したが
 2年うけてどこも通らずあきらめた

 京都にいるのが嫌になり
 東京、神奈川、長野、名古屋、大阪あたりを
 住み込みで働ける仕事を見つけては放浪した

 どの仕事も続かなかった
 いつもなにかのせいにしていた

 その頃ハウトゥものが好きで読み漁った
 ゲームもしまくった
 
 27の時大阪の定食屋で働いてたとき
 高校3年のかわいい女の子がバイトではいった
 二人で息投合する
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