母さん、あなたの笑顔が見たい/美味
か。
僕は何とか元気にやっています。」
一度だけ出した手紙
もちろん、返事は来なかった
それ以来、手紙は書いていない
あなたは、どうして僕を生んだの
好きな人が出来た
彼女はすごく優しくて暖かかった
他の男と付き合っていたけれど
僕はその男とも友達で
三人で仲良くやっている
彼女には本当に色々なことを教えられた
彼女は良く笑う人だった
その度に、深く癒された
僕の大切な人だ
弟に偶然会った
二年という月日は思っていたよりも多くを変える
弟が僕と同じくらいの身長になっていて驚かされた
「俺の前では一度も笑ったことないくせに」
彼女の前で笑
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