2つの景色/
 


      湯気の向こう側みたいな
       ハッキリしない
               景色―――――。





   2つの景色が広がる世界で
    いつもの日々を すごしている

     大人は汚い面を こっそりと行い
    子供は それを覗きながら 育ってゆく


     境目など あるわけがない

         柵なんて
       誰にでも乗り越えられる



   夜 ひつじを数えただろう?



      ひつじが一匹 ひつじが二匹・・・
   全部飛び越えれば
   みんなで自由になれるのかい
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