2つの景色/
※
す色と やまぶき色と
銀では無い ねずみ色の
とどまるだけの 物憂げな
小さなレモンのプリントだった
なれきって 飽きが過ぎたら
もう 離れられなくなった
田舎みたいな安らぎは無くて
ネオンの海を 見下ろすような
あきらめと 変化を嫌う
廃れた大衆意識の波間を
一人で ゴミのように
漂っていた
気をぬけば
メガネの先すべて
二重に ぼやけて
そっか これが現実なんだなって
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