長い告白/Rin K
ばかりは親でさえも恨んだし、死にたかったわね。本当は、もし命より先に目が失われたら死ぬって決めてるの。でも、彼と付き合っているときは、それは考えなかった。この人さえいてくれたら私は何でもできる。一緒に生活するために地元をはなれても、実力で転職する自信もあったし、何をするにも、できないことをそのせいにだけはしないように努力もできた。いまは・・・全くダメ。心のどこかであきらめてるし、すべてを頼れる人を探している。こんな条件であなたに付き合ってて言えるほど、自分に自信がない。あの悲しみを繰り返すくらいなら、いい友達でいて、それ以上望まないほうが幸せだと思う。」
僕は黙っていた。ただ、じっと座って黙
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