子どもの「純真さ」について/アシタバ
 
します。ついでなので言っておきますが、永田議員がまず武部幹事長(ないしはその息子)を詰問し、「自白」させようと迫ったやりかたには大きな陥穽があったのです。武部幹事長やその近傍の自民党議員の側に、隠さねばならないようなある疚しい事例があったかどうかはともかく、その「不純さ」にたいして永田議員自らはあくまで「純真」であるかのごとく振舞いました。そこには本質的に「嘘」が介在することを、彼は忘れていたわけです。

 ここで「自白」しておくと、私が子どもの「純真さ」を持ち出したりしたことには、初めからあるネライがありました。それはここでは、詩作におけるある種の態度との類比で考えられていたのです。つまり、
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